もうしばらく読書感想文におつきあいいただきたい。

ANGEL+DIVE〈2〉REUNION (一迅社文庫)

十文字青 イラスト 青稀シン

 さてさて、ANGEL+DIVEの第2巻ですよ。一巻終了時の鬱展開移行か!という空気が残っていましたが特にまっしぐらでもないようですね。

 北海道を舞台に魔法使い対超能力バトルの伝奇っぽい雰囲気。ですがバトルは毎巻終盤に集約されておりそれ以前は割と日常を描いているような気もします。

 もっとも、一巻の時点で、というか主人公の性格的に物語り開始以前から日常というのは崩壊しかけているように思います。まあ、幸いなことに悲劇的な方向ではないようですけど。まあ、なんかまだ話自体が前置きっぽい気がするのでもう少し読み進めてみたいと思います。

 で、相変わらず真鳥姉妹がかわいいのですが、今回はそんな真鳥姉妹に割とすぽっとしたエピソードでした。ということで幼馴染みの希有はあんまりできませんでした。まあ、一巻で猫猫言っていたので仕方ないと思います。希有どころか正ヒロイン(真鳥という説もあるが)らしいトワコもあまり登場せず。

 それでも各キャラしっかりとたっていました。

 巻末に挿入される200X 年とはまだつながっていませんが、そこら辺は読み進めていけば描かれるのではと思いつつ。

 まいじゃー推進委員会の極楽とんぼ氏が3巻まで読むと良いよと書いていましたのでもう一冊。入手せねばね。